加圧トレーニングのメリットとデメリット
加圧トレーニングのメリット
1. 高効率なトレーニングである
加圧トレーニングメソッドである「軽負荷」・「短時間」・「短期間」で効果が得られます。ケミカルストレスにより体内ホルモンの分泌を促し、しなやかで良質な筋肉を増量させていきます。高齢者や体力に自信のない方でも無理なくおこなうことができます。
2. 血管強化・血流促進効果
加圧・除圧を繰り返すことで、筋肉だけでなく血管までも強くしていくことができます。体内に「一酸化窒素」を分泌させ、血管の弾力性と柔軟性を向上させる臨床研究データがあります。スポーツやトレーニング後の疲労回復に血流量を増やし回復を速めます。
3. リハビリ効果
損傷した血管、筋繊維、骨などの修復を早めることができます。ケガや手術後などに加圧トレーニングを導入することで、回復力の向上を期待することができます。スポーツの現場、リハビリ施設等で加圧トレーニングが使用され多くの実績があります。
加圧トレーニングのデメリット
1. 加圧ベルトを巻く際に各自に合わせた適切な圧力に設定しないと効果がない。又は危険である。
設定圧が弱すぎると加圧トレーニングの効果が薄く弱いケミカルストレスとなり狙った効果が期待出来ません。設定圧が強過ぎて血液を止めてしまった場合流れを止めた血液は固まり血栓となり身体に重大なダメージを出してしまう可能性もあります。
レジスタンストレーニングと一緒で豊富な知識、経験をもつトレーナー選びが大事です。
しかし現在は自動で適切な圧力に加圧してくれる空圧式の機器があり各個人に合わせた設定圧は経験を必要とせずに安全に行える様になっています。
※専用のトレーニング器具を使う必要があります。似た様な製品がインターンネットで購入出来ますがそれは加圧トレーニング用のベルトではありません。
2. 低負荷で行うトレーニングである。
今までの説明から良い事なのでは?と思いますが衰えた筋肉の筋合成、筋肥大させていく場合や現状を維持する場合に加圧トレーニングは非常に効果を出しますがそれ以上の筋合成を求める場合は筋肉に対して高負荷を与える事も必要となります。
マシンやバーベル、ダンベルなどで高重量のトレーニングか速度を速めた負荷を筋肉に掛けるレジスタンストレーニング(筋トレ)必要で加圧トレーニングは自重程度までの低負荷トレーニングに向いており高負荷のトレーニングには向いていません。
筋肥大、筋力向上に高効率なトレーニングはレジスタンストレーニングや各種競技を行い筋肉を刺激しテストステロンを分泌させ加圧トレーニングなどでIGF-1など様々なホルモンの分泌を促したり疲労を抜く様な組み合わせで身体作りをする方法が現状では最善です。
フィットネス大国であるアメリカでは各競技のトレーニング、レジスタンストレーニング、加圧トレーニングを組み合わせているアスリートが増えているそうです。